表層的不眠と 無計画睡眠の深層的アルコロック
最近めっきり付き合いの減った友がいる。 彼等(或いは彼女等)は毎夜、僕の侵入を心待ちにしながら、冷気に支配された部屋の中で、じっと息を潜めている。 たとえば、僕が×××に興じている間も、×××に酔いどれて半壊している間も、生臭い×××が×××の中で不気味にふやけていく様子を...
開放と共有
子供のころ、「それ」は見落としてしまうほどに小さく、また、日常に於いて、数瞬すれ違ったとしても気づかないほどに曖昧で些細な事だった。 しかし、生後28年目を迎えた今、やはり僕は僕でしかなく、「それ」を有効にやり過ごす手段も、 とうとう底をついてしまったかに思える。...